その他のホルン作品2

ジョン・マクドナルド/パウエル/ホルン協奏曲/フロスマン/ホルン協奏
LP(audite 63.414)

1.パウエル/ホルン協奏曲(1957)
2.フロスマン/ホルン協奏曲(1970)

 ジョン・マクドナルド(ホルン)(1&2)
 オトマール・マガ指揮
 フランクフルト放送交響楽団
  録音 1985年(1)1982年(2)

 ジョン・マクドナルド(1948〜)はカナダ出身のホルン奏者です。1976年にフランクフルト放送交響楽団のソロホルン奏者になっています。
 イルジー・パウエル(1919〜2007)はチェコスロヴァキアの作曲家、ホルン協奏曲は1994年のミュンヘン国際コンクールでバボラークが演奏したことでも知られています。このホルン協奏曲は3つの楽章で構成されています。演奏が難しく、録音はほとんどありませんが、このマクドナルドの録音が初録音でした。第1楽章:アレグロ・パテティコは冒頭から上昇音階の特徴的な主題が歌われます。そして跳躍的な主題が狩のホルンのように歌われます。第2楽章;アンダンテは穏やかな美しい主題が演奏されています。第3楽章:アレグロ・ジョコーソは細かいフレーズに装飾音があって難しいところです。ジョン・マクドナルドの演奏は完璧で、大変素晴らしい演奏です。
 オルドジヒ・フロスマン(1925〜1998)もチェコスロヴァキア出身の作曲家です。ホルン協奏曲は1970年の作品です。3つの楽章で構成され、第1楽章:グラーヴェ〜アレグロは序奏のグラーヴェは低弦の響きに始まり、ヴィオラそしてヴァイオリンが演奏していきます。そこにホルンソロが入ってきます。ホルンのソロとともにアレグロになります。管楽器の響きとホルンがよい和音を作っています。第2楽章のアダージョは穏やかなホルンのソロ(カデンツァ)にスネアドラムが入ってくるのが特徴的です。第3楽章はヴィヴァーチェでオーケストラと共に軽快なリズムを演奏します。まさにボヘミアのホルン協奏曲といえる作品です。マクドナルドの名演が光ります。


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